令和6年度診療報酬改定は、病院職員の処遇改善の財源と位置付けられている入院基本料の見直しをはじめとして、高齢者医療を誰がどのように支えるのかの視点で様々な方向性が打ち出された。今回は、その柱のひとつとなる「栄養」について、評価の変更点を整理し、継続した医療提供体制構築に向けて考えていきたい。
<分析条件>
・データ期間:2023年7月~12月の退院症例
・対象病院数:1,066病院(低栄養症例あり:1,019病院)
・対象症例:65歳以上、かつ様式1のA004030_3要介護情報_低栄養の有無(様式 1開始日時点)とA004030_5要介護情報_低栄養の有無(様式 1終了日時点)がどちらも「1:あり」の症例
・データ期間:2023年7月~12月の退院症例
・対象病院数:1,066病院(低栄養症例あり:1,019病院)
・対象症例:65歳以上、かつ様式1のA004030_3要介護情報_低栄養の有無(様式 1開始日時点)とA004030_5要介護情報_低栄養の有無(様式 1終了日時点)がどちらも「1:あり」の症例
・低栄養の基準(様式1入力条件)
ア 様式1開始日又は様式1終了日を含む7日以内の日の血液検査において血中アルブミン値が3.0g/dl以下であるもの
イ 経口摂取ができない又は経口摂取のみで十分な栄養がとれないために、現に中心静脈栄養又は経鼻胃管・胃瘻等による経管栄養を実施しているもの
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