2020年10月のDPC退院データより、22年度の機能評価係数IIに向けての評価期間が開始されます。4月の機能評価係数IIの公表を受けて、この半年間、どのような係数が自院にとっての課題かを整理された病院もあるのではないでしょうか。ここでは、課題のある係数について、「病院ダッシュボードχ」を利用し、時間をかけない対策方法をご説明します。
STEP1:病院ダッシュボードχの全体像
病院ダッシュボードχの基本部分(ベースパッケージ)では、自院の機能評価係数IIを把握する機能と、係数別の対策ができる機能が5か所あります。
1.機能評価係数IIの把握:係数分析>機能評価係数II>俯瞰マップ
2.効率性係数対策:係数分析>機能評価係数II>効率性係数
3.複雑性係数対策:係数分析>機能評価係数II>複雑性係数
4.複雑性係数対策:DPC俯瞰マップ>病名分析>定義副傷病名
5.カバー率係数対策:係数分析>機能評価係数II>カバー率係数
6.救急医療係数対策:係数分析>機能評価係数II>救急医療係数対策
なお、機能評価係数II対策は、2019年7月号(詳細は『「係数分析」の「機能評価係数Ⅱ」を活用しよう』)でも紹介していますが、本稿ではそれ以降にバージョンアップした機能を中心に解説していきます。
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