パス改善の優先順位とは
~DPCデータ分析機能~

DBχワンポイントレッスン用見出し

 20年度診療報酬改定がスタートする新年度を迎え、医師を含む体制の変化に合わせて新たにクリニカルパスを見直そう、また、機能評価係数II・医療機関群の発表に伴い、確実に係数向上を目指そうと思っている担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、「病院ダッシュボードχ(カイ)」を利用して、時間をかけずに改善すべきパス(DPCコード)の選択方法を4つのステップでご説明します。

STEP1:病院ダッシュボードχの全体像

 病院ダッシュボードχのベースパッケージには、パスの適正化を判断する機能が全部で3つあります(下記および下図の左赤枠)。

1. DPC俯瞰マップ>ベンチマーク分析
2. パス分析>改善ポテンシャル
3. パス分析>おすすめケース

202005_db_fig1v2
機能:TOP画面

STEP2:DPC俯瞰マップのベンチマーク分析機能でDPCコード別の課題を把握

 DPC俯瞰マップ内にある「ベンチマーク分析」は、DPC病棟における診療実績が、弊社のノウハウに基づいて選定した重要な経営指標として表示されます。在院日数マネジメントを評価する「期間Ⅱ超率」、DPC収益に包括される診療行為の使用金額が高いか低いかを示している「医療資源/症例」や「対出来高増収率」等、まずは、比較したい病院規模を指定した上で、自院全体の課題を確認しましょう。

 その後、表組みで表示される「詳細分析」から「DPC別」を選択することで、DPCコード別の診療実績を把握することが可能です。

202005_db_fig2v2
機能:DPC俯瞰マップ>ベンチマーク分析

「LEAP JOURNAL」は、会員制サービスです。会員の方は以下からログインしてください。「病院ダッシュボードχ」および「EVE」をご利用の方は、無料で会員登録できます(以下の「新規登録」からご登録ください)。

ログイン