今回のワンポイントレッスンでは、外科系のパス見直し方法について紹介します。
パス分析のポイントは大きく2つ「在院日数コントロール」「医療資源投入量の適正化」です。今回取り上げる経尿道的膀胱腫瘍切除術は予定入院疾患でパス化しやすく、全国症例数も多いため効率性係数対策としても重要な疾患となります。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で収益が減少する中で、医療資源投入量の見直しによるコスト削減は今すぐできる院内の対策の一つです。この疾患を例にパス改善の手順を確認していきましょう。
【パス分析の2つの視点】
① 在院日数のコントロール
② 医療資源投入量の適正化
① 在院日数のコントロール
② 医療資源投入量の適正化
STEP1:検索条件を設定し、ロードマップを確認
「パス分析」>「おすすめケース」>「手術系」と進み、「経尿道的膀胱腫瘍切除術」を選択します。
【パス分析>おすすめケース>手術系】
次に、比較対象病院の設定を行います。パスは病床規模や設立母体に関係なく重要な論点のため、特別な理由がない限り比較対象を限定する必要はありません。その後、「この条件で検索」をクリックすると、結果が表示されます。
※比較対象のベンチマーク結果より、青:最上位~上位25%、黄:上位25%~下位25%、赤:下位25%~最下位 として表示
ロードマップは着目すべき優先順位をシグナル表記(青・黄・赤)で示しています。特に優先順位が高いのは赤・黄シグナルです。改善余地の大きな項目から優先して取り組むことによって効率的な改善を目指しましょう。
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