最終評価スタートまで半年、「機能評価係数Ⅱ」を極める~DPC病院経営の中期戦略における重要性とその仕組み~

 ここ数年、DPC病院にとって、係数をいかに高めていくかは最重要課題の一つである。係数は、DPC病院の経営を大きく左右する包括評価部分の収益を決める重要因子だからだ。特に、「収入補填の梯子」である「調整係数」から置換され…

2016年度の診療報酬改定による「収益インパクト」を瞬時に把握、新制度シミュレーション機能の活用で実効性ある対策を

 今回の診療報酬改定の目玉は「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のデータ精度向上であるが、DPC点数設計においても変更点があり、各医療機関で新制度におけるシミュレーションを実施し、その対応策を考えていく必要がある。…

「コードを制する者、DPCを制す」、16年度診療報酬に備えよ、知らないと一症例30万円の収益格差、DPCコード重大変更点と対策

 急性期病院が2016年度診療報酬改定でまず押さえるべきは、DPCコードの変更点を正確に理解することだ。「コードを制する者、DPCを制す」である。特に、副傷病名の記載の有無は重要だ。例えば、急性心筋梗塞で副傷病名の記載漏…

急性期病院の経営を強力にサポート、新機能「看護必要度分析」 でデータ精度向上し、実効性のある病床戦略を

 「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のデータ精度向上が、急性期病院の経営における重要な論点として注目を集めている。重症患者割合の要件引き上げや生データの提出義務化などが決まったためだ。今後、急性期病院が実効性のあ…

改定直前!貴院のDPCデータ記載は大丈夫か!?、市中肺炎の重症度分類毎のアウトカムの相違から考えるデータ記載の重要性

 2016年診療報酬改定の大部分の内容が明らかになり、DPC制度では、「糖尿病」「肺炎」「脳血管疾患」で、「CCPマトリックス」評価が導入されることとなった。CCPマトリックスでは、患者の「重症度」に応じて適切な医療が提…