新機能「症例Scope」で、 ワンランク上の薬剤管理指導料分析を実現

DBχワンポイントレッスン用見出し

 病院ダッシュボードχ(カイ)は、2021年6月7日(月)に新機能として「症例Scope」を追加しました(基本機能(ベースパッケージ・ソリューションパッケージ)の契約病院は「症例Scope」を22年3月まで無償で利用できます)。

 前回のワンポイントレッスンでは、個別症例を様々な条件で検索できる「症例検索」と、請求したDPCコードの適正化がチェックできる「Dファイル比較」、出来高算定ができる加算・指導料などを分析したオプション機能「チーム医療plus」から、未算定症例リストを抽出する機能について説明しました。

 今回は応用編として「薬剤管理指導料」を取り上げ、「症例検索」の様々な分析条件を設定することにより、「症例Scope」をフル活用する事例を紹介します。

STEP1:自病院の薬剤管理指導料算定状況の立ち位置を確認しよう

 薬剤管理指導料は、特に安全管理が必要な医薬品が投薬又は注射されている患者に対して行う場合は薬剤管理指導料1 として380 点、それ以外の場合は薬剤管理指導料2 として325 点が算定できます。薬物安全管理の観点からも、経営的観点からも、限られたマンパワーでいかに算定率を向上させるか、薬剤管理指導料1 算定数を向上させていくかが非常に重要となります。まずは、自病院の薬剤管理指導料算定状況の立ち位置を確認してみましょう。

 「チーム医療plus」では、「おすすめ加算>詳細分析」で薬剤管理指導料の算定率ベンチマーク分析を行うことができます。ここで確認したいポイントは、①算定率※1、②算定機会率※2、③指導料1割合、それぞれが他院よりも高いか低いかです。①算定率と②算定機会率の立ち位置はおおむね相関しますが、①算定率や②算定機会率は高いが、③指導料1割合は低い、という病院も多いです。

 ※1算定率は、症例単位での算定症例割合
 ※2算定機会率は、1入院につき複数回算定を考慮した算定回数割合

▽「チーム医療plus」薬剤管理指導料算定率・算定機会率、指導料1・2内訳

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