今後どうなるICU重症度評価

leapJ_tokusyu

 先月の特集に引き続き、2022年度診療報酬改定の先読み分析を行う。今月のテーマは(1)高収益(2)高コスト(看護配置・施設基準等)(3)高ハードル(必要度基準)――である「特定集中治療室管理料(以下ICU管理料)」を取り上げる。

 2020年度の診療報酬改定で、ICU1~4のすべての管理料において、患者の入室時・退室時の「SOFA(Sequential Organ Failure Assessment)スコア」(生理学的スコア)を記録・報告する(DPCデータ様式1に入力)ことが義務付けられた。「SOFAスコア」(図表1)は、患者の▼呼吸機能▼凝固機能▼肝機能▼循環機能▼中枢神経機能▼腎機能――の6機能について、0点から4点の5段階で「重症度」を評価するもので、合計点数が高いほど「重症である」と判断される(最低0点から最高24点)。

図表1 SOFAスコアとは
図表1 SOFAスコアとは

 今回は、入力が義務化されたSOFAスコアのデータ精度を可視化した上で、本スコアから見えるもの、更に2020年度診療報酬改定検討時に、次回以降にその方向性を持ち越すこととなった、ICU看護必要度とSOFAスコアの関係性について考察する。

<分析条件>
分析対象①:SOFAスコアのデータ精度分析
2020年10月~2021年3月退院症例(ただし、10月1日以降入院症例に限る)のうち、
特定集中治療室管理料1~4を算定した症例
273病院56,182症例(死亡症例は除く)

分析対象②:疾患別SOFAスコア分析
上記のうち、入室時および退室時ともにSOFAスコアが正しく入力されている症例
(SOFAスコアが正しく入力されているとは、各桁数に0~4点が入力され、不明コード(9)を使用していないこと)
272病院43,829症例(死亡症例は除く)

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