グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンでは2024年2月、「病院ダッシュボードχ(カイ)」の外来分析機能を大幅にパワーアップさせます。少子・高齢化が進む中、入院医療と同様に外来医療でも役割分担が求められています。貴院の役割を踏まえて外来収益を最適化させるために、パワーアップした外来分析機能を是非ご活用ください。本稿で、使い方を3ステップでご説明します。
STEP1:貴院の役割を整理する
入院医療では急性期から回復期、慢性期までの役割分担と連携が進められていますが、外来医療でも、診療所や中小病院が担う主治医機能と、大病院が担う専門的な医療機能の機能分化・連携が促されています。
2023年度には「紹介受診重点医療機関」の公表が各地でスタート。該当する医療機関は、24年2月時点で約950施設に上ります。紹介受診重点医療機関について厚生労働省は、「かかりつけ医などからの紹介状を持って受診いただくことに重点をおいた医療機関」などと国民に説明しています。紹介受診重点医療機関となった病院には、特定機能病院や地域医療支援病院、許可病床400床以上の病院と同様、紹介割合と逆紹介割合がそれぞれ基準を下回ると初診料・外来診療料が減算されるペナルティーが科されます(一般病床200床未満を除く)。貴院がそれらに該当する場合、外来収益の最適化に向けて「逆紹介の推進による低単価外来の整理」が課題となります。
一方で、いずれにも該当しない病院では、主治医機能を発揮し、「近隣の患者が不調を感じたとき」や「慢性疾患患者の定期受診」を担います。そうした病院には、「必要な検査・指導の件数アップによる単価の引き上げ」を課題と捉えて、外来収益を改善していただきたいところです。
このように、担う機能によって外来収益の伸ばす考えた方が異なるため、まずは貴院の役割を整理しましょう。
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