2022年度 診療報酬改定を振り返る ~人工呼吸/覚醒試験加算・離脱試験加算~

leapJ_tokusyu

2024年度診療報酬改定の議論がこれから本格化していく。今回はコロナ特例の更なる見直しや介護報酬との同時改定ということもあり、幅広い内容の議論が行われることになる。前回改定の振り返りをした上で、次回改定に向けた準備を早めに進めておきたい。

今号では、2022年度診療報酬改定で新設された人工呼吸における「覚醒試験加算」「離脱試験加算」を取り上げる。DPC病院においては包括評価となる項目だが、医療の質向上や診療密度向上の観点からも取り組む意義は大きい。全国的な実施(算定)状況を確認するとともに、診療報酬が評価する医療の質について改めて考えたい。

<分析条件>
データ期間:2022年4月~2023年3月退院症例
対象施設数:1,020病院
対象症例 :5,834,366症例

図表2:
・対象症例(算定率分母):すべての入院症例
・算定症例(算定率分子):「J0453 人工呼吸 5時間を超えた場合」を算定した入院症例
図表3:
・対象症例(算定率分母):「J0453 人工呼吸 5時間を超えた場合」を算定した入院症例
・算定症例(算定率分子):対象症例のうち、「覚醒試験加算」および「離脱試験加算」を算定した入院症例
図表4:
・対象症例:「J0453 人工呼吸 5時間を超えた場合」を算定した入院症例において、「覚醒試験加算」および「離脱試験加算」を算定した回数(日数)
図表5:
・算定ポテンシャル点数:「J0453 人工呼吸 5時間を超えた場合」を算定した入院症例に対して、「覚醒試験加算」および「離脱試験加算」をそれぞれ1回算定した場合の診療報酬点数

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