今月号は、出来高算定が可能な加算・指導料・管理料等を取り上げます。病院経営において、収益インパクトが大きい出来高算定項目は限られます。リハビリテーション部門で重要な項目の1つが「リハビリテーション総合計画評価料」です。
リハビリテーション総合計画評価料は、月に1回算定できます。ただ、DPC算定病院での地域包括ケア病棟転棟症例については、地域包括ケア病棟在棟時には算定できません。そのため、算定するにはDPC病棟にいる間にリハビリテーション総合実施計画書を作成し、それに基づいたリハビリテーションの効果、実施方法等について評価することが求められます。
<診療報酬上の確認>
患者1人につき1月に1回に限り算定
・リハビリテーション総合計画評価料1 300点
・リハビリテーション総合計画評価料2 240点
患者1人につき1月に1回に限り算定
・リハビリテーション総合計画評価料1 300点
・リハビリテーション総合計画評価料2 240点
加算等を算定することは、病院経営の為だけではなく、算定基準を満たすことで医療の質向上にもつながるので、積極的に算定向上を目指していくという考え方が重要です。「病院ダッシュボードχ(カイ)」の分析機能を通じて、取り組み状況の見直しや強化を検討していきましょう。
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