2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し1年半が経ちました。コロナ禍に減少していた患者数も戻りつつありますが、戻り方には病院間で差が出ています。また、生活様式の変化により肺炎等の感染症は減った状態が維持されていることを鑑みると、病床稼働を高水準で維持するためにはこれまで以上に集患対策をする必要があります。
今回は、自院の集患状況を振り返るための分析資料を作成することをテーマに具体的な手順を確認していきます。
STEP0:自院の稼働状況を理解する
集患対策のための資料を作成するためには、現状の稼働を理解する必要があります。視点は▼稼働が高いか▼在院日数コントロールは適正か▼症例数は多いか-の3つです。下記に各パターンの考え方を示します(図表1)。自院の立ち位置がどこかによって、分析すべき内容が異なります。
稼働、在院日数コントロール、症例数についてはTOP画面でどこに当てはまるかを確認しましょう。(図表2)
図表1
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