2020年度診療報酬改定に向けて、病院ダッシュボードχ(カイ)では期間限定で新制度シミュレーション機能をリリースします。(2020年3月上旬:看護必要度、3月下旬:DPC全般を予定)
今回のワンポイントレッスンは、新制度シミュレーション「看護必要度」について、具体的な活用方法を解説します。
STEP1:2020年度診療報酬改定の確認
まずは、2020年度診療報酬改定を確認しましょう。看護必要度部分の方向として、「手術症例の評価を強化」「救急症例の評価を強化」「看護師負担の軽減」が見て取れます。
「手術症例の評価を強化」では、▼C項目の評価日数延長▼対象術式の精査(追加・削除)です。
「救急症例の評価を強化」では、▼必要度Ⅰの救急搬送後症例の評価が2日間から5日間に延長され、▼評価対象外だった必要度Ⅱでも評価対象となりました。
上記2つの強化と同時に、▼B14又はB15に該当かつA得点1点以上かつB得点3点以上の基準が削除されたため、高齢者や内科系疾患で入院日数が長い症例の看護必要度が下がることになります。
「看護師負担の軽減」では、▼必要度ⅠにおいてもA7専門的処置・治療の薬剤関連やC項目は必要度Ⅰであっても請求情報から評価すること、▼院内研修の指導者が院外研修に行く必要がなくなったこと等が挙げられます。また、B項目についても、▼これまでの評価と併せて実際に介助を実施したか否かを評価することになりましたが、▼根拠となる記録が不要となりました。
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