診療報酬改定による副傷病対策

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2024年度の診断群分類は3,248コード数が設定されており、そのうち副傷病があるコードは255コードとなっている。2022年度での副傷病コードは1,381だったが、今回、脳梗塞、肺炎(CCPマトリックス)の見直しにより大きく減少した(図表1)。

しかし、適切なコーディングへの取り組みの重要性は変わっておらず、収益向上の他、複雑性係数やカバー率係数など機能評価係数Ⅱ対策として引き続き強化をしていく必要がある。

DPC分類は①傷病名②手術③処置・副傷病名の3項目で構成され、副傷病名は14桁のDPCコードの中の13桁目に該当し、入院時併存症・入院後発症病名の中から選択される。副傷病名「あり」は「なし」よりも入院期間設定が長く、1日あたりの包括点数も高いことが多い。本号では、24年度診療報酬改定による変更点を共有するとともに、今後注目したい病名について紹介し適切なコーディング対策について考えたい。

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