速報!地域包括医療病棟入院料の役割と活用余地

leapJ_tokusyu

今回は、令和6年度診療報酬改定で大きな関心を集めている、新設「地域包括医療病棟入院料」の役割と活用余地を解説する。地域医療ネットワークの構築という視点も含めて同病棟の新設を検討する機会として頂きたい。

<分析条件>
データ期間 :2023年1月~12月の退院症例
対象病院数*¹ :DPC特定病院群、DPC標準病院群の925施設(特定機能病院除外)
対象症例*² :入院初日に急性期一般入院料を算定(特定入院料算定患者除外)
 転棟なし(地域包括ケア病棟などの転棟症例除外)
 1日単価が3,751点未満
 入院期間Ⅲ以内(入院期間Ⅲ超,出来高症例除外)
1日単価*³ :1日あたりの「DPC毎の1日あたり点数(22年度)×医療機関別係数」
医療機関別係数 :対象施設の中央値1.4803

<分析対象症例の条件整理>
※1:施設基準に「特定機能病院以外の保険医療機関であること」と明記されているため特定機能病院は除外した。
※2:特定集中治療室管理料や救命救急入院料などの特定入院料を算定する患者は地域包括医療病棟での管理は難しいと判断し除外した。
※2:一般病棟の重症度低下が懸念されるため、地域包括ケア病棟などへの転棟症例も除外し、非転棟の一般病棟症例で検討した。
※3:リハビリテーション及び精神療法、手術、麻酔等の費用は一般病棟(DPC)と同様の出来高高算定として取り扱い、出来高を除く「DPC毎の1日あたり点数(22年度)×医療機関別係数」と地域包括医療病棟の1日当たりの点数を比較した。

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