皆様のお声がいよいよ実現 「症例Scope」リリースで患者特定が可能に

DBχワンポイントレッスン用見出し

 今回のワンポイントレッスンでは、経営概観を把握できる経営分析システム「病院ダッシュボードχ(カイ)」でこれまで実装されていなかった患者特定やDファイル比較ができる「症例Scope」を紹介します。

 かねてより「『病院ダッシュボードχ』上で患者特定をしたい」という要望が多かったため、この度6月7日(月)に「病院ダッシュボードχ」の新機能として「症例Scope」を追加しました(基本機能(ベースパッケージ・ソリューションパッケージ)の契約病院は「症例Scope」を22年3月まで無償で利用できます)。

 これにより、これまで個別症例の詳細まで分かる「DPC分析システム」と、「病院ダッシュボードχ」を併用していた施設は、個別症例となる具体的な患者像の特定を含めて「病院ダッシュボードχ」のみで確認できるので、資料準備の効率アップが可能になりました。また、経営分析システムだからこそできるDPCデータ以外との組み合わせもあり、「病院ダッシュボードχ」を活用する幅も広がります。

 本稿では、「症例Scope」の全体像を知っていただくために、具体的に追加された機能についての説明をメインとしています。次回以降は、これまでの機能と組み合わせた分析活用事例も紹介していきます。

STEP1:「症例Scope」でできる3つのチェック

 「症例Scope」では、ベース機能パッケージのバージョンアップとして、診療状況のチェック、DPCコーディングチェック、そして「チーム医療plus」のバージョンアップとして加算漏れチェックが追加されました。これにより、実施した診療行為を絞っての症例チェックや、請求したDPCコードの適正化のチェック、そして加算等の未算定症例のチェックが可能になります。分析結果を持って現場へ行く時には、症例イメージをもって説明したいという強いご要望に対応しました。では、具体的な機能を説明していきましょう。
 

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