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「収益横ばい、費用増大」の現状どう改善すべきか~財務分析機能の活用事例(前編)~

 2015年度の決算が確定した医療機関も多いことだろう。コンサルタントとして全国の病院の財務状況を俯瞰すると見えてくるのが、多くの病院が「収益横ばい、費用増大」の厳しい状況の中で悪戦苦闘しているということである。6月号の…

在院日数短縮のインパクトを最大化、予定外に着目すれば「効率化係数」はもっと最適化できる

 平均在院日数の短縮は、DPC対象病院にとって重要な経営指標の一つである。収益に大きな影響を与えるほか、医療の質も向上させられる一方、平均在院日数の短縮に向けた経営努力は多大だ。貴院はこの経営努力によるインパクトを、最大…

「看護必要度ショック」を乗り越える在院日数マネジメント、新制度の事例で学ぶ「見える化」からパス見直しまでの手順

 「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のデータ精度向上が、急性期病院の経営における重要論点であると繰り返し述べてきた(『急性期病院の経営を強力にサポート、新機能「看護必要度分析」 でデータ精度向上し、実効性のある病…

最終評価スタートまで半年、「機能評価係数Ⅱ」を極める~DPC病院経営の中期戦略における重要性とその仕組み~

 ここ数年、DPC病院にとって、係数をいかに高めていくかは最重要課題の一つである。係数は、DPC病院の経営を大きく左右する包括評価部分の収益を決める重要因子だからだ。特に、「収入補填の梯子」である「調整係数」から置換され…

2016年度の診療報酬改定による「収益インパクト」を瞬時に把握、新制度シミュレーション機能の活用で実効性ある対策を

 今回の診療報酬改定の目玉は「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のデータ精度向上であるが、DPC点数設計においても変更点があり、各医療機関で新制度におけるシミュレーションを実施し、その対応策を考えていく必要がある。…

「コードを制する者、DPCを制す」、16年度診療報酬に備えよ、知らないと一症例30万円の収益格差、DPCコード重大変更点と対策

 急性期病院が2016年度診療報酬改定でまず押さえるべきは、DPCコードの変更点を正確に理解することだ。「コードを制する者、DPCを制す」である。特に、副傷病名の記載の有無は重要だ。例えば、急性心筋梗塞で副傷病名の記載漏…