今回は、令和6年度診療報酬改定で大きな関心を集めている、新設「地域包括医療病棟入院料」の役割と活用余地を解説する。地域医療ネットワークの構築という視点も含めて同病棟の新設を検討する機会として頂きたい。 <分析条件> デー…
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衝撃改定にどう対応?「救急医療管理加算2」 「その他の重篤な状態」5割以上で加算半減
2023年10月号特集で救急医療管理加算を取り上げたが、24年度診療報酬改定で衝撃的見直しで登場した「救急医療管理加算2」、今回はその中でも「その他」にスポットを当てる。 <分析条件> データ期間:2023年4月~12月…
2024年度機能評価係数IIベンチマーク分析 ―調査速報―
機能評価係数IIは、DPC対象病院の急性期らしさや地域医療への貢献を評価する重要な仕組みであり、構成する各係数値は相対評価で決まる(図表1)。自院がどんなに係数対策を講じても他病院がそれ以上の対策を実施した場合、係数は伸…
看護必要度:今回はこう変わった! の次に向かって
3月5日、厚生労働省から関係告示の公布・通知の発出があり、ついに2024年度診療報酬改定の全容が明らかになった。 今特集では、すべての病院が影響を受ける「一般病棟における重症度、医療・看護必要度」の改定事項の整理及び見直…
2024年度改定への準備 重症度変更の影響(C項目)
本稿の執筆段階(24年1月)では全貌は明らかになっていないが、2024年度診療報酬改定では、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、重症度)が見直されることが決定しており、大学病院、専門病院、急性期病院まで幅広く影響…
令和6年度診療報酬改定への準備 ~高齢者救急疾患について考える~
令和6年度診療報酬改定に向けては高齢の救急搬送患者に対する課題が多く挙げられている。今回は、その中でも▼特に症例数が多く▼様々な視点から議論がなされている「誤嚥性肺炎」を取り上げる。急性期医療における機能分化の在り方や、…