働き方改革-職種別医療行為の見える化 ~看護師編~

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2022年度診療報酬改定で重点課題となった「安心・安全で質の高い医療の実現のための医師等の働き方改革等の推進」に向けて、Leap Journalは特集として、22年10月医師事務作業補助体制加算、地域医療体制確保加算同年11月看護系加算23年1月時間外加算、を取り上げてきた。今後は職種別にDPCデータを通じて医療行為の見える化をすることで日常の医療業務を見直し、働き方改革の視点でクリニカルパスに落とし込む重要性について言及する。今号は主に看護師編、次号は臨床検査・放射線等のコメディカル編だ。

図表1 働き方改革考え方ピラミッド
図表1 働き方改革考え方ピラミッド

まず、働き方改革について基本的な4つの視点とキーワードを押えておこう(図表1)。
1.法令順守:連続勤務時間28時間以内、勤務間インターバル9時間以上、勤務時間週40時間まで、時間外労働960時間/年以内
2.勤務環境・負担軽減:主治医体制・看護体制の見直し、勤務時間の見直し。育児支援・介護支援、
3.業務改善・効率化:減らす、なくす、まとめる、システム化、スキルアップ、タスクシフト
4.生産性向上:目標設定、PDCAサイクル

<分析条件>
データ期間:2022年4月~2022年9月退院症例
対象施設数:
・図表2 
予定入院
症例あたり1日あたり注射オーダー数:916病院
・図表3
120060xx01xxxx:子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等
浣腸実施率:499病院
・図表4
MDC6:040040 肺の悪性腫瘍のうちK514 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術
ネブライザー実施率:441病院

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